ベトナム戦争期、アメリカ海兵隊に支給されていたミッチェルパターン(リーフカモ)。そのシェルターハーフ(ポンチョライナー的用途のテント生地)をベースに仕立てられた、極めて希少なローカルメイドのフィールドジャケットが入荷しました。ミッチェルパターンはベトナム戦争を通じて多く使用された迷彩パターンですが、多くがヘルメットカバーとして使用されたことで有名です。独特なリバーシブル迷彩で裏面は南ベトナム野戦憲兵などがコピーし使用した「クラウド迷彩」のもとになったことでも有名です。そう言った意味では、「クラウド迷彩」ではなく、「ミッチェル迷彩」のコピーというのが正しいという意見もあります。
本来はテントとして使用されるシェルターハーフを解体し、実用的なジャケットへと再構築。沖縄をはじめとする当時の前線基地周辺で、兵士個人の要望に応じて仕立てられたとされる、いわゆるテーラーメイド品(現地調達品)です。
フロントはオリジナルのシェルターハーフスナップボタンをそのまま活用し、実用性を確保。フード付きのデザインや大ぶりなポケット配置など、既製品にはない独特のバランスと無骨さが魅力です。さらに注目すべきは、ステンシルによるUSMC表記やネーム、識別番号の痕跡。加えて、手描きによるグローバルアンカー(EGA)が施されており、当時の兵士のパーソナルな背景を色濃く感じさせるディテールとなっています。
リバーシブルで使用されるミッチェルパターン特有の裏面生地も内側に確認でき、素材そのものの魅力も存分に楽しめる一着です。全体的に退色は見られますが、雰囲気を損なうような大きなダメージはなく、ヴィンテージとして非常に良好なコンディション。これからも長く着用し、経年変化を楽しんでいただける状態です。既製のミリタリーウェアとは一線を画す、完全一点物の存在感。コレクションとしても、実用としても強くおすすめできるスペシャルピースです。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き):
肩幅 47cm 身幅 55cm 着丈 75cm 袖丈 64cm