第二次世界大戦下、極寒の戦場を生き抜くために設計された傑作防寒アウター――
こちらは1940年代製の米陸軍実物「M1942 スノーパーカー」。極地・降雪地帯での迷彩と防風を兼ねたオーバーパーカで、ヨーロッパ戦線の冬季装備として多くの部隊に支給された実用装備です。当時から未使用で残ったデッドストック品。
本品は表裏どちらも使用可能なリバーシブル仕様で、表はカーキドラブ（OD）、裏はスノーホワイトの2トーン構成。状況に応じて切り替えが可能な設計は、1940年代当時としては極めて高機能な試みであり、戦場での“カモフラージュと機能性”の融合を体現したミリタリーアウターの名作です。
最大の特徴は、袖口とフードにあしらわれたリアルファーのトリム。風雪を防ぎながら体温を保持するこのディテールは、極寒地での任務を想定した兵士たちの生命線とも言える仕様で、今日でも高い人気を誇ります。
また、今回の個体はオリジナルのサイズラベルが未使用状態で残る奇跡的なコンディション。
黄色いペーパータグに「SIZE MED」の表示がはっきりと読み取れ、これは保管品あるいは未配給品だったことを示す極めて貴重なディテールです。生地の風合いや縫製、ファーの状態を見てもほぼ未使用品といって差し支えない極上の一着となります。ファーには保管時などについた汚れがあります。
ゆったりとした作りは、本来ライナーや中綿ジャケットの上から着ることを想定されており、現代のファッションとしてもコート感覚で羽織れる万能な一着。
戦時中の実用装備でありながら、今なお新鮮さを放つシルエットと存在感は、ヴィンテージミリタリーの美意識の極致といえるでしょう。
※中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ（平置き）
【肩幅】60cm
【身幅】61cm
【袖丈】62cm
【着丈】111cm
