戦場の外でも"自分らしさ"を貫く――
こちらは、第二次世界大戦〜1950年代にかけて、米軍兵士がイタリア駐留時に個人で調達したと考えられるGiusti製フライトジャケットです。ラベルには「Giusti ROMA PIAZZA TREVI」とあり、ローマ市内の名店で仕立てられたものであることがわかります。
洗練されたディテールと柔らかな仕立ては、当時のアメリカ軍官給品には見られない、欧州ミリタリーならではの優雅さと実用性を兼ね備えています。官給品の無骨なジャケットとは一線を画す一着として、兵士が休暇や私服用に愛用していた姿が想像されます。
デザインは米陸軍のM-41ジャケットや空軍のA-2を彷彿とさせつつ、独自のスタイルとして昇華された仕立て。ラグランスリーブ風の柔らかな肩周り、大きめの襟、エポレット、リブ付きの袖と裾といったディテールにより、実用性とファッション性が高次元で融合しています。
状態は非常に良好で、使用感はあるものの、ジッパーやリブなどの主要ディテールはしっかり機能しており、実用ヴィンテージとしてまだまだ着用可能なコンディションです。
現在ではまず見かけることのない、**“アメリカ兵がヨーロッパで出会ったイタリア製”**の貴重な逸品。ヴィンテージミリタリーコレクターにはもちろん、アメカジにひと味違った奥行きを加えたい方にもぜひ手に取っていただきたい一着です。
※中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き):
【肩幅】35cm
【身幅】63cm
【裄丈】93cm(ラグランスリーブ)
【着丈】69cm