冷戦の最前線で、兵士が自ら選んだ一着。
こちらは、旧東ドイツ国家人民軍（NVA）において、兵士が個人調達品として使用していた夏季用フライトジャケットです。軍からの支給ではなく、兵士が任務や気候に合わせて自ら選び、現場で着用していたと考えられる、非常にリアルなミリタリア・ピースです。

品番「K 44」は、当時のDDR規格によるサイズ表記で、おおよそ身長165〜170cm・胸囲85〜95cm前後に対応。中でもこのネイビー×淡緑のツートーン裏地、そして軽快なナイロンライクなシェルは、1950〜70年代のNVA航空隊装備に見られる特徴的な仕様です。

軽量かつ防風性の高い生地感は、まさに夏季〜中間期向け。フロントはジッパーとスナップボタンの二重構造、ウエストには調整用スナップベルトを装備し、見た目以上に本格的なミリタリー構造を備えています。袖口はリブ仕様でフィット感も抜群。両胸の斜めジップポケット、内ポケットも備え、実戦でも使用されていたであろう機能性重視の設計が光ります。

コンディションは非常に良好で、使用感の少ない美品状態。裏地・外装ともに目立つダメージや汚れはなく、ジップやスナップも問題なく稼働。まだまだ実用可能な一着です。

NATO圏とは異なる東側陣営の軍装文化を感じるこのジャケットは、**ミリタリーファッションに深みを与える“異色の名品”**として、非常に人気の高いアイテム。ミリタリーコレクションとしてはもちろん、ストリートやモードに落とし込んでも映える一着です。

※中古品ですので返品はできません。ご了承ください。

サイズ（平置き）：
【肩幅】46cm
【身幅】56cm
【袖丈】60cm
【着丈】63cm